ニーモ ホーネット 強風 7

JAC starts its overseas discovery journey in Beijing Auto Show
April 27, 2018

ニーモ ホーネット 強風 7

最小重量わずか760gのダブルウォール&自立式テント「ホーネットストーム1P」を、梅雨時期の八ヶ岳でテスト。軽量化を実現するために凝らされた様々な工夫と、その実力を徹底検証! テント+フライシート+ポール+張り綱+スタッフバッグ+ペグ Yama-kei Publishers co.,Ltd. 関連する山道具はこちら, 宮城県仙台市出身。山岳・アウトドアライター。 今回レビュー対象として取り上げるのは、超軽量ソロテントのこれです。, 購入したのは2019年の4月。購入理由は、とにかく軽いテントがほしかったから。 2. 山、海、川を旅し、山岳・アウトドア専門誌で執筆。特に好きなのは、ソロで行う長距離&長期間の山の縦走、海や川のカヤック・ツーリングなど。こだわりは「できるだけ日帰りではなく、一泊だけでもテントで眠る」。『山登りABC テント泊登山の基本』(山と溪谷社)、『トレッキング実践学 改訂版』(枻出版)ほか著書多数。, 本サイトのご利用について | お問い合わせ | プライバシーについて 2. 快適性、居住性を保ちながら極限までの軽量化を追及したulバックパッキング向けテントです。インナーテントに風や冷気の侵入を防ぐブリーザブルナイロン … ニーモ・ホーネットストーム1P(760g/41000円+税), このなかで、モンベルはシングルウォールで前室がないことが最大のネックになりました。前室がないということは、雨の日に非常に使いにくい。靴も室内に入れなければならず、そこまで快適性を犠牲にすることができなかったのです。軽さは魅力なのですが、やはり特殊用途向けのモデルと言わざるを得ませんでした。, 残る3つのなかでニーモを選んだのは、居住性の高さと軽さのバランスに優れていたから。居住性と耐風性はヘリテイジのほうが高いと思われるのですが、990gとなると、すでに持っているテントと重量差がなくなってきて、買い足す意味に欠ける。ならばここは思い切って最軽量を目指そうと考えたわけです。, 最後の決定打は価格。テラノヴァやヘリテイジに比べてかなり安い。かといって、いかにもな安っぽさはまったくなく、作りの質感の高さは同等以上に見えます。, 近ごろはニーモテント、非常に人気で、山のテント場でも、モンベル、アライテントなどに続く第三勢力にのし上がってきている感があります。私の周りでも愛用者が多く、そんな信頼感も後押しになりました。, 左がホーネットストーム1P。中央はモンベル・マイティドーム1、右はビッグアグネス・コッパースプールUL2EX, テント+フライシート+ポール+張り綱=801g アライテント・エアライズ1(1360g/コッパースプールを買うまでの主力。最近出番少ない) 標高2,760m、2,603m 穂高(横尾/5月) 重量:760g(最小重量), 梅雨明けを迎え、本格的に夏山シーズンが始まった。テント泊山行も楽しみやすい季節で、新しいテントを探している方も多いのではないだろうか?, この連載の前回で、僕は八ヶ岳の天狗岳に登り、オスプレーのバックパックを紹介した。今回はその続きにあたる。前回、僕はオーレン小屋にテントを張ってから天狗岳に登ったが、じつはその「張っておいたテント」というのが、今回ここで取り上げるニーモ「ホーネットストーム1P」なのであった。, このホーネットストーム1Pは、インナーテント(テント本体)の上にフライシートをかける「ダブルウォール」タイプで、ポール組み合わせるだけで立体化する「自立式」のテントだ。ペグなどを抜いた最小重量は760g。近年、1kgを切る「ダブルウォール&自立式」テントが続々登場しているが、そのなかでもこれは相当な軽さといってよい。ちなみに、同ブランドには「ダブルウォール&自立式」テントのベストセラーである「タニ」というモデルもあるが、その一人用のタニ1Pは最小重量1,060gだ。その差300gを削減するために、ホーネットストーム1Pにはさまざまな工夫が凝らされている。, こちらはインナーテント(左)とフライシート(右)。インナーの生地は極薄の10デニールで、フロアのみ少し強度を上げるために15デニールと少し厚みが増している。また、出入り口にはメッシュパネルも併用されている。, フライシートの生地も10デニールだが、防水加工がプラスされているのがインナーテントと異なる点だ。, 次にポールである。色が黒と黄色に分かれているが、ハブでひとつに連結されており、すべてつなぐとY字型になる。このポールにフックでインナーテントを吊り下げるとテントが自立するわけだ。, 先ほど、僕はこのテントを「自立式」と書いたが、実際にはY字型のポールだけでは完全に自立させるのは難しい。ペグを打たねばしっかりとした強度が出せない「半自立式」といったほうが正しいだろう。, ここで注目したいのは、黒いポールだ。あらかじめ曲線を描いた形状で、一般的な真っすぐなポール以上に内部空間を広げる役目を果たす効果を持っている。, 付属のペグは6本。テントのフロアの4隅と前室、テントの裏部を固定できるだけの最低限の本数だ。, 今回のテスト時はほぼ無風だったために、この本数でも支障なく使えたが、強風時はやはりガイライン(張り綱)やサイドも固定できるだけの本数がなければ安全ではない。だから、買い足すか、他のテントに付属しているものを併せて使うことをお勧めしたいが、はじめから必要本数を入れておいてくれればいいのに、と思わざるを得ない。この点は、少々不親切だ。, テスト用のサンプルのために、この写真では左のペグの袋が黒いものになっているが、実際には後日追加で撮影したひとつ前の写真と同じグレーの袋である。, 面白いのは、インナーテントとフライシートを入れるスタッフバッグだ。生地を伸ばすと、ほぼ2倍の大きいサイズになるのである。, この大きさならばポールごと入れることもでき、雨天時などに急いでテントを撤収するときにも適当にたたむだけで収納できる。こういう工夫はうれしい。, 最後に、別売りのフットプリント(グラウンドシート)も紹介しておきたい。地面に触れて傷みやすいインナーテントのフロアを守るためのものだ。, ホーネットストームのフロアの15デニールの生地はけっして強靭なものとは言えない。穴を空けたくなければ、このフットプリントを下に敷いて使うか、なんらかの他のシートを併用すべきだろう。だが、このフットプリントの重量は150gもあり、かなり重量がプラスされるのは否めない。個人的にはフロアの生地をもともと少し厚めにしておくほうが、フットプリントを加えるよりも結局は軽量になり、設営時の手間も省けると思うのだが……。, さて、これらのパーツを組み合わせると、以下の3点の写真のような姿になる。じつはテスト時は梅雨の悪天候が想定されたため、これらのカットは事前に晴れていたキャンプ場で撮影しておいたものである。オーレン小屋のテント場に泊まったときのものとは異なることをご了承いただきたい。, 詳しいことは後述するが、フライシートの裾(とくに写真の左サイド)が少々短いのが特徴である。, ホーネットストームのインナーテントの出入り口はメッシュパネルと布地の二重構造で、ここではメッシュパネルごと巻き上げた状態にしている。, 最後に、フライシートを外した姿。ポールとインナーテントの連結の仕方がよくわかる。白い部分が10デニールの生地で、グレーの部分は防水処理をした15デニールの生地だ。, このインナーテントの特徴は、グレーの防水生地がかなり上まで使われていることである。つまり、雨が降っても下から水が浸入しにくいのだ。だからこそ、フライシートの裾が短めにデザインされていても雨に強いということになる。このことはフライシートの生地の面積を削減することにつながり、テント全体の重量を軽くできる。また、フライシートとインナーテントの境目が地面よりもかなり高くなるため、風を取り込みやすく、通気性も大幅に向上しているのだ。, 先ほどの写真では開けていたインナーテントの出入り口のパネルを閉めると、以下のような状態になる。, インナーテントのフロアは完全な長方形ではなく、テントの短辺の一方が広く(108cm)、もう一方が少し狭い(79cm)台形だ。狭いほうは防水性のグレーの生地が低く、広いほうは高い。フライシートで外側を覆ったとき、このグレーの部分の大半は露出するというのが、ホーネットストームのデザインなのである。, 上左の写真にはひとつ注目してほしい点がある。それは2本のコードで引っ張られている隅の部分だ。この部分には「コーナーストラット」という棒状のパーツが組み合わされており、テント内の地面に近い壁の部分を垂直気味に起こすことに貢献している。これによって内部に置いた寝袋がテントの壁に触れにくくなり、たとえ結露していても浸水が少なくなるというメリットを生み出している。, ところで、ホーネットストームのポールには、プロペラのような不思議な形をしたパーツが付属している。これは特許出願中という「フライバーボリューマイジングクリップ」なるもので、インナーテントの天井部に位置し、インナーテントの頭上の空間を広げる役割を果たすという。, 上の2枚目の写真のようにフライシートをかけると、フライシートも押し上げられることがわかる。, 次の写真は、フライバーボリューマイジングクリップの部分をフライシートの下から眺めたもの(1枚目)と、インナーテント内から眺めたもの(2枚目)だ。, これにより、天井部分が「線」ではなく「面」で持ち上げられるようになり、頭部付近のスペースに余裕が生まれるというわけだ。ただ、実際に内部に入ってみると、驚くほど広くなるというほどの印象はなく、ほどほどの効果しか感じない。パーツの大きさのわりには頭上がいくらか広くなる程度なのである。収納時に邪魔になるのも否めず、人によっては、このパーツの分だけさらに軽量になり、コンパクトに収納できるほうが現実的だと考えるかもしれない。, 他のディテールも見ておこう。フライシートとインナーテントの連結(下の写真1枚目)は、同社の他のテントと同様にフック状のパーツで行なう。はめるだけなので、簡単だ。, フライシートの出入り口は面ファスナーで固定でき、風が吹いているときでも浸水しにくい(下の写真2枚目)。また、フライシートの生地のグレーの部分は補強されている。とくに末端は地面に触れて傷みやすい部分でもあり、この配慮はありがたい。, オーレン小屋のテント場には木のデッキも備えられ、他の多くの登山者は平らで水も溜まらないデッキの上にテントを張っていた。, しかし僕はテント本来の性能を試すべく、もちろん地面の上にテントを設営した。その様子が、上のカットである。, この後、この連載の前回でお伝えしたように僕はオーレン小屋のテント場を出発。硫黄岳に登った僕は、そこから北上。根石岳へ向かった。, 硫黄岳から鞍部へ下っていくとヒュッテ夏沢が眼下に見えてくる。梅雨の時期とはいえ、硫黄岳には多くの登山者が訪れていたが、大半は山頂往復だけのようで、僕のように短いながらも稜線を歩く人は少ないようだった。, 根石岳に着くころ、一時的に天気が回復し、青空もお目見えしてくれた。だが、それも束の間で、少しすると元のように重い雲が頭上を覆ってしまった。, これから雨が降るかもしれない。僕は山頂で写真を撮ると、早めにテントへ帰ることにした……。, テントを張りっぱなしで出かけると、留守中になにかトラブルがなかったかと、なんだか不安になるものだ。しかし、オーレン小屋のテント場のホーネットストームは無事であり、僕はここからさらにチェックを重ねていった。, 上の写真は、テントの出入り口を開いている僕の姿である。このように出入り口のパネルを「巻いて留める」のは、多くのテントに共通するやり方だ。, だが、ホーネットストームならば、下の写真のようなこともできなくもない。ちょうどよいところにポケットがつけられており、巻いて留めなくてもパネルの生地をラフに突っ込んで仮固定できるのである。, このポケットの位置は、このように使うために計算してここに取り付けたものなのか、それともただの偶然なのか? 近年は出入り口のパネルを仮止めできる工夫をプラスしたテントも登場しているので、おそらく計算済みのことなのだろう。いずれにせよ、便利である。, すでにホーネットストームがもつ“内部スペースを広げる工夫”として、「曲線を描く黒いポール」「フライバーボリューマイジングクリップ」「コーナーストラット」と3つも紹介してきた。だが、じつはまだ別の工夫も残っているのだ。, それはフライシートとインナーテントをコードとフックで連結し、フライシートにテンションをかけることによって、インナーテントを強制的に外側へ引っ張るという仕組みである。メーカーでは「ボリューマイジングガイアウト」という名称にしているパーツで、設営時と撤収時は作業にひと手間かかる面もあるが、シンプルでいて効果的な工夫だ。, これまではテントの外部が中心だったが、ここからは内部スペースにも目を向けよう。先に述べたように、ホーネットストーム1Pの短辺の幅は、広いほうが108cm、狭いほうが79cm。こういう形状のとき、一般的には広いほうを頭にして、狭いほうを足先にして使うはずだ。そこで、今回もそのような形でテント内に荷物を配置して使ってみた。, 一人用としては十分すぎるほどのサイズ感である。テントの長辺は221cmもあり、理想的な場所に体を横たえれば、頭も足先もテントの壁に触れずに済み、結露で寝袋を濡らす恐れが減少する。天井の高さは98cmで、中央に座れば、大半の人は頭がつかないだろう。, 夕方が近づくと、とうとう雨が降ってきた。思いのほか空は明るいが、地面が雨水に濡れて、次第に色濃くなっていく。, それはまさに夏の夕立といった感じだった。それなりの降雨量があり、テントのテストには好都合である。雨が止んだのはかなり遅い時間だったが、まだ撮影できるだけの光が残っていることもあり、僕はテントの外でもう一度チェックを行なった。, テントの外側に雨水がたまっているのが、下の1枚目の写真を見るとわかるだろう。2枚目の写真のように地面にぶつかった雨水は土の粒子ごとテントに跳ね返って付着していた。その濡れがグレーの防水生地の部分だけで済んでいればよかったが、実際には防水性がない白い生地の部分まで、かなり濡れてしまっていた。今回の雨は短時間だったので、内部への浸水はなかったが、強い降雨が長時間になると、内部がだんだん湿ってきそうで心配だ。ホーネットストームはインナーテントのフロアの防水生地部分を高くとり、その代わりにフライシートの裾を短くして、軽量化と通気性を向上させたテントだが、強雨には少々弱い気もする。もっとも、この問題は他のテントにもよく見られることであり、ホーネットストームならではの弱点というわけではない。, ただし、雨水の跳ね返りの問題は上の写真の1枚目と2枚目の「テントの短辺の広いほう」だけの可能性が高い。3枚目の写真の「テントの短辺の狭いほう」に関しては、同様に雨水の跳ね返りはあったものの、白い生地はほとんど濡れていなかったのだ。これは雨が降ってきた角度によるためなのかもしれないが、それ以上にインナーテントとフライシートの間が狭いからだと思われる。こちら側の風の抜けはそれほどよくないのだろうが、雨水には強そうである。, ところで、テントの雨水への対応力を見ているときに改めて気づいたことがある。フライシートのファスナーが最上部まで延びておらず、途中で止まっているのである。, ファスナー部分からの浸水を減らすためにはこれでいいのだろうが、完全に上まで開いたほうが開放感があり、出入りのときにも邪魔にならない。大きな問題ではないのだが、僕はそのほうが好みである。, 次の写真は、雨に濡れたフライシートの様子だ。ある程度は撥水しているものの、水が膜のようになって広がっている。, 正直なところ、撥水力はイマイチだ。今回のテストで使ったテントは撮影用のサンプルのため、すでに何度も使われており、それで撥水力が失われていたのかもしれない。ともあれ、テントというものはどんなものであれ、定期的に撥水スプレーを照射してメンテナンスを行なう必要がある。, この部分にヘッドランプを入れれば、ランタン代わりにテント内を明るくでき、なかなか便利だ。不用意な場所に置いておくと壊しやすいメガネをキープするのにもよい位置のポケットである。, 夜半には再び雨が降ったようだが、僕は気付かないまま。大半の雨には十分に耐えられ、熟睡を妨げられるようなことはない。, とはいえ、夕立の際には強い雨で跳ね返った水がインナーテントに付着していたことを思い出すと、厳しい天候のときにはどうなのだろうか? テントの名称に「ストーム」という言葉が入っているにもかかわらず、嵐のような状況下ではインナーテントに雨水が触れやすい弱点があるのではないだろうか? それに、「フライバーボリューマイジングクリップ」もそれほど効果的に内部スペースを広げているとは思えない。この工夫はもっとブラッシュアップできそうな気もする。, しかし、最小重量で760gというホーネットストームは、軽量性では文句のつけようがない。テント泊に挑戦したいけれど持ち運ぶ体力に自信がない方、昔からテント泊を愛しているけれど近年体力の衰えた方などは、使ってみる価値は大いにある。フライシートの裾が高く、通気性・換気性が高いのも、夏山中心に使いたい人には好印象だろう。, ニーモほど毎年新しいモデルを発表してくるテントメーカーは世界に類を見ない。これだけの工夫を凝らしながらも、現代的な「超軽量」テントを実現した開発力は、さすがのものなのである。, 今回登った山 長野県 モンベル・U.L.ドームシェルター1(775g/36000円+税) よいと思ったものはよい、悪いと思ったものは悪いと正直に書く, どちらも当たり前のことじゃないかと思われるかもしれません。そうです、当たり前のことです。しかし、登山用具にかぎらず、この当たり前のことを実行していないレビューがインターネット上にはあふれています。それは読者のみなさんも日々感じていて、苦々しく思っているに違いありません。, 私も一読者として苦々しく思っています。そんなレビューは読みたくないし、自分が書くのであれば、そんなレビューにはしたくない。だから最重要コンセプトとして、上の2つをまずは定めました。, そのため、発売されたばかりのニューモデルなどはすぐにレビューしにくいことになります。逆に、使い込んではいるけれど、すでに販売が終了してしまっているようなものもあります。読者のメリットを考えると、できるだけ新しいものを取り上げたほうがよいとは思うのですが、こうした事情から、古いものもレビュー対象とすることをご了承ください。, ここで、私の立場も説明しておきます。 ヘリテイジ・ハイレヴォ(990g/49800円+税) 実は軽い! ザ・ノース・フェイスの登山テント「マウンテンショット1」を徹底レビュー, 1967年神奈川県横浜市生まれ。早稲田大学教育学部(地理歴史専修)卒。大学時代に探検部に在籍し、在学中4回計10カ月アフリカに通う。大学卒業後、山と溪谷社に入社。2年間スキー・スノーボードビデオの制作に携わった後、1996年から雑誌編集部へ。「山と渓谷」編集部、「ROCK&SNOW」編集部を経て、2008年に枻出版社へ移籍。雑誌『PEAKS』の創刊に携わる。2013年からフリーランスとなり、登山とクライミングをメインテーマに様々なアウトドア系雑誌などに寄稿し、写真撮影も手がける。ブログ「森山編集所」(moriyamakenichi.com)には根強い読者がいる。, 実は軽い! ザ・ノース・フェイスの登山テント「マウンテンショット1」を徹底レビュー. 3. 2. 4. ・ソロテントとしての居住性は上々, まず、耐風性が低いという点から、森林限界を越えるテント場での使用は向いていないと考えられます。, そういう所での使用をメインに考えるなら、同じニーモならばタニ1Pを圧倒的におすすめします。これはニーモの人気ナンバーワンモデルで、ホーネットストームより300g重いだけなのに、風への強さは格段に上がります。, ホーネットストームは、正直、最初のテントとして買うのはおすすめできません。アライテントのトレックライズや、モンベルのステラリッジなどのノーマルなテントをすでに持っていて、さらなる目的意識が芽生えた人が手に取るべきテントだと考えます。快適に使える条件の範囲が狭いからです。, たとえば、奥秩父主脈縦走なんかはベストマッチなのではないでしょうか。あとは、大峯奥駈とかもよさそうですよね。信越トレイルなどのロングトレイル系にもきっと合うと思います。標高2000mくらいまでのコースならば、最強テントになりそうです。, あとは、多少の問題は知恵と経験でカバーできるファストパッキングの強者。リスクを引き受けつつも軽さを追求したい人ならば、アルプスの縦走で使うのもアリでしょう。じつは私も、後立山全山ソロ縦走をやってみたくてこれを買いました。ヒドい目に合うかもしれませんが、天気が安定しているときを選べば、たぶん大丈夫でしょう。, ということで、しばらくはこれを主力テントとして使ってみます。コッパースプールはかなり気に入っていたのですが、これから出番が少なくなりそうです。, 雪山登山靴の超定番・スポルティバ「ネパールエボGTX」の長所と短所 4. 3. 甲斐駒ヶ岳黒戸尾根(7月末) 近ごろ、荷物を軽量化してファストパッキング的に山を歩くことに凝っており、少しずつ道具を軽いものにチェンジしてきていたのですが、ついに大物、テントに手をつけたというわけです。, 1. モンベル・マイティドーム1(1250g/バリエーション系登山用), これをどうにか1kg以下にしたい。かといって、ツエルトやワンポールシェルターまでは振り切らず、ある程度の快適性も求めたい。 ビッグアグネス・コッパースプール UL2EX(1536g/一般縦走用) ペグ+修理キット=113g 2. 価格:41,000円(税別)/フットプリント別売り テント+フライシート+ポール+張り綱+スタッフバッグ テラノヴァ・ソーラーフォトン2(849g/57000円+税) テント+フライシート+ポール, ニーモはパターン3を採用するメーカー。つまり、付属品を一切含まない数字を表示しています。, テント+フライシート+ポールのカタログスペックは760g。これに張り綱を含めた実測は801gだったので、カタログスペックはほぼ正確なのだと思われます。ただし、ここにスタッフバッグやペグの重量も含めると、カタログ表示より200g近く増えてしまうというわけです。, ちなみにアライテントもこのパターン3にあたります。一方、その他の主要テントメーカーは、パターン1と3を併記する方法が近ごろは主流です。こんなふうに。, ペグやスタッフバッグは自前のものに交換して使う人も多いし、ガスバーナーなど他の登山用具はスタッフバッグなどの付属品は抜きで重量表記をするのが当たり前なので、本来はパターン3の表示方法のほうが合理的なのだとは思います。しかしテントは表記基準の違いによる重量差が大きく、誤解を招きやすいので、基準は統一したほうがいいと個人的には思っています。, ということで、ホーネットストーム、思ったより軽くないことが判明してしまいましたが、とはいえ1kgアンダーではあるわけで、体感的には十分に軽いし、収納がコンパクトになるのは間違いなく、特別不満に感じているわけではありません。, もうひとつ擁護をすれば、ホーネットストームには1本16gのかなりガッチリしたペグが6本付属しています(しかも引き綱があらかじめ付いている)。1本10gくらいの軽いペグを4本だけ付属とかにすれば、重量を50g以上軽く見せることも可能なわけで、その点では良心的ともいえます。, 超軽量テントを使用するにあたって、もっとも気になることは「すぐ壊れたりしないか?」ということと、「テント内の居心地がよくないのではないか?」ということではないでしょうか。, これは、ホーネットストームのフロア生地です。15デニールという極薄の生地が使われており、ご覧のように向こう側が透けるほどの薄さです。, ちなみに、テントのフロアには、一般的には30~40デニールの厚さの生地が使われることが多く、15デニールというのは、軽量ダウンジャケットの表生地に使われるほどの薄さです。, 耐久耐水加工などを施してあるので、15という数字のインパクトほどには弱くはないですし、今のところ問題もないですが、神経は使います。テント場に岩角や鋭い枝などがないか、よくチェックしてから張るようにしています。, ところで、フットプリントは私は普段は使わない派です。フットプリントというのは、テントフロアの汚れと破れ防止のためにあります。確かに使ったほうがテント本体は長持ちするだろうけれど、パーツが増えてシンプルさに欠けるのが好きになれない。フットプリントを使うくらいだったら、最初からフロア生地が丈夫なテントを選ぶほうがいい。, それに、フットプリントだけでも100~200gはある。せっかく超軽量テントを選んだというのに、フットプリント使用を前提にしては、軽さのアドバンテージも中途半端になってしまうと思うのです。, ホーネットストームにも別売りで純正のフットプリントがあるのですが、百数十グラムあるうえに、4300円もする。ならば、割り切って破損上等。フットプリントはなしでいいや……。, と思ったのですが、買ったばかりのテントがすぐ破れてしまうのはやっぱり怖いので、さしあたりの折衷案としてタイベックシートを使うことにしました。重さは純正フットプリントと変わりませんが、なにしろ安いし、耐水性があるのでエマージェンシーシート代わりとしても使えます。, ちなみに、ビッグアグネス・コッパースプールUL2EXのフロア素材も20デニールと相当薄いですが、これまでフットプリントは使っていません。でも、破れたりしたことはないので、ていねいに使えば意外と大丈夫なんだと思います。ホーネットストームも、大丈夫そうだったらそのうちタイベックシートは省略するかもしれません。, テントを立ててみるとこうなります。Y字型になったポール1本で立ち上げる、いわゆる「半自立式」というタイプです。, 半自立式というのは、テント重量を軽くできるのが最大のメリットなのですが、ご覧のように不安定な構造で、もともと強度は高くありません。, しかもこのままではテントの形をなさないので、1本ポールの左右にペグを打ち、空間を広げる必要があります。, 張り綱はフライシートに結びつけるようになっているのですが、それだけだと、強い風にあおられたときにちぎれてしまいそう。しかし、張り綱を結ぶループの裏側には、ポールに固定するベルクロが付いているのです。, このベルクロをポールに固定しておくのとおかないのとでは、強度に大きな違いが生まれることと思います。ただしこれ、言われないと気づきにくい機能なので、ホーネットストームを使っている人は気をつけよう!, 張り綱は2mm径と細くて軽い、反射材入りの良いものが付属しています。が、なぜか自在(張り綱のテンションを調整する、金属やプラスチック製のパーツ)が付属していませんでした。なので私は、Amazonで見つけた蓄光性の軽い自在を自分で取り付けました。自在重要。, 1. 実際に使ったものをレビューする ・雨への強さはそこそこ ・耐風性はあまり高くない ホーネットストーム 1p 商品情報 nemo テント. 3. アライテント・エアライズ3(2070g/3人用。複数人でひとつのテントを使うとき用) Copyright©2002- 関連する登山記録はこちら All rights reserved. サイズ:79~108cm✕221cm✕98cm ちょっと前までは、1kgアンダーのテントというと、かなり特殊なものしかなかったのですが、近ごろは、ギリギリ普通に使えるレベルで1kg切りを実現しているものがいくつか登場しています。, 1. マックパック「ウェカ50」。使う人の力量が問われるシンプル構造のバックパックを、テント泊山行でテスト, マックパックの「ウェカ50」は、フレームで剛性を高めた「ウェカ」シリーズの最大モデル。その背負い心地を奥秩父の笠取山でチェック!, 軽量コンパクトなドームツエルトの最新版! ヘリテイジ「クロスオーバードーム〈2G〉」を、しっとり静かな雁坂峠のテント場でチェック, ヘリテイジ「クロスオーバードーム〈2G〉」は、耐水性、透湿性に優れた生地を使用した超軽量のドームツエルト。雁坂峠・雁坂小屋のテント場でその性能をチェック!, 久しぶりのフィールドテストに心も弾む! 注目の背面システム搭載のバックパックを、北海道・武佐岳でチェック!, マムートの「デュカンスパイン28-35」は、体の動きに背面パッドとウェストハーネスが追従して動く「アクティブスパインテクノロジー」が注目のバックパック。予想外に暑かった武佐岳の山行で背面システムはどう機能したのか?, 今年は山小屋泊でも持参機会が増えそうな携行用シーツ。素材と価格が対照的な2つのシーツを比べてみました。, 一般登山道上での行動こそ安全登山に「全集中」をしていきましょう 島崎三歩の「山岳通信」第206号, カレーみそ玉でさらっとスパイシー!トマトときのこのベジカレーのレシピを紹介【簡単シェラカップレシピ】, ユーザ登録・ログインすることで、山頂天気予報を見たり、登山履歴を登録・整理・分析して、確認できます。.

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